毎日99点◎輝く女性へ

自分が輝きたい女性へ。妻に輝いてほしい男性へ。

子どもが手を繋いでくれた。

先月の、冬休み中の出来事。

 

高1の息子がソファで座っていました。ゲームしてたのかな。
握手をするように、私が正面から無言でサッ!と手を出すと、
すぐさま手を出して握手してくれました。

 

「握手したいな」と思って手を出したら、握手してくれた。

 

ただ、それだけのことなんですが。

高1ですよ?男子ですよ?
一般的には、
目も合わせてくれない、何か言ってもまともな返事が返ってこない(声を出さず頷くだけの子もいるとか)、悪いパターンだと母親に暴力を振るったり。親への反抗心が行動や態度に表れたり・・・という年頃かなと思います。

そんな年代の男子が、サッと握手をして、笑顔も返してくれた。

 

大昔。どうやっても手を繋いでくれなかった頃のことを思い出しました。
1歳過ぎくらいで、まだまだ歩くのは上手じゃない。転んでしまうから、手を繋いでサポートしたい。でも、繋いだ手は振り払われてしまうのです・・・。そして転ぶ。

あの頃、「私自身が手を繋ぎたいな」と思っていたのだろうか?そんな疑問も湧いてきました。
いや、そうじゃないです。
転んでけがをしたら大変(お風呂に入ったらしみるとか、世話をする自分が大変)、母親として息子を守らねば。そんな思いで、緊張感いっぱいの毎日で。かわいい我が子と、単純に手を繋ぎたいという願望ではなかったなあ。
だから別に、手が繋がっていなくても、私が絶望的に満たされない気持ちだったわけでもなく、一方、彼は自分の(手は繋ぎたくない)欲求に向き合って、それを私にアピールできていたのだから、不幸せでも何でもなかったはず。

 

それに比べて、今の状況って、
「○○したい、と思ったらそれが相手に伝わって、叶えられた」

なんて幸せなんでしょう!!!!

 

今、息子に関して悩みはいろいろあるけれども。
一般的な反抗期の真っ最中の息子を持つママさんたちは、とてつもない疎外感を持っているのかもしれません。
それに比べたら、私たち親子の関係性は何とも幸せなんじゃないの?!と気付いてしまいました。

「○○したい、と思ったらそれが相手に伝わって、叶えられた」
拒否されたり無視されたりするのではなく、スッと相手に受け入れられるというのは何とも幸せな感覚でした。

 

男子のママたちは、小学校中学年くらいでも疎外感を持ち始めます。
具体的には、外で一緒に歩きたくない、とか拒否されはじめます。
10歳の男の子、まだ体も小さいし、心も幼いし。
ママからすると「まだまだ手を繋ぐ年齢」かもしれませんが、横に並ぶことすら嫌がられるわけです。寂しいと嘆くママも多いです。

当時の我が家は、というと・・・
さいころに手つなぎを拒否され続けたので、わたしは「手を繋ぎたい」という願望すらなかったのです(笑)。早く自立して欲しい、という思いから、自分の方から距離を取っていた部分もあったかもしれません。このときも、他のママに比べたら、不幸感はなかったんですね!改めて振り返ってみると発見です。
(幸せは他人と比べるものではないんだけれどもね)

 

母と子、という関係は一生変わらないのだけれど、
どちらかがどちらかを支配するとかではなくて、きちんとお互いに受け入れられたら、安全安心な家庭になるんじゃないかなあ。
そう思った、この冬休みでした。