私はもう40代なので、自分の進路について考えたり決めたりした経験があります。
もちろんです。周囲の言いなりではなく、自分で決めた経験があります。
今、自分の子どもが「自分の将来をどうやって決めていくのだろう?」と見守っていますが…
実際のところ、高校一年生の男子に
将来なりたい仕事はコレ→
そのために進学したい学部や大学はココ→
受験科目を調べて→
高校二年生の履修科目を決める。
なんてだいぶ無理じゃないですか?
仕事をしている自分なんか想像できない。
不安で仕方がない。
この先どうなる?大学入試失敗したら?などと色々モヤモヤはあるのに、毎日の学習だけはどんどん流れていき、宿題や小テストは山盛りで・・・。
やっぱり、ほとんどの高校生が進路選びに困っているのではないかなと思います。
でも、当時の私はあまり迷いも不安もなかったんです。
それを思い出して、なぜだろう、と思い返してみました。
①大学付属校で、進路選択の幅が狭かった。
それなりに勉強していれば、どこかの学部には入り込めるような状況でした。学科ごとの定員もあるので、一部の人は第二志望での進学だったかもしれませんけれども。
私の場合は理系志望だったので、女子高であまり人気もなく、行きたい学科に行ける環境で、不安もなかった。
もちろんクラスメイトには、医者になりたいと言って医学部がある大学を受験する人もいましたよ。でも私の頭の中には内部進学でどうするか、しか選択肢がなかったんですね。
②理系に進学できなかった母の存在。
私の母(S28年生)は女子短大付属の女子高で、外部受験して理系の学部に進もうと思っていたらしいです。
でも結果は不合格で、浪人の選択肢もなく、そのまま短大へ進み、就職活動がはじまって…興味を持てる企業からの求人がない!愕然としたそうです。(昔は大学に求人票が届きその中から応募先を決めるシステムだったもよう。在籍していた学科には○○からも■■からも求人がなかった、と大昔のボヤきを聞かされたことがあります)
そんな母は、私が理系に進みたいということにも全く反対せず。
大学進学後も、私の人生を大きく変えるような出来事(決断)がありましたが、母は反対はしませんでした。もちろん、就職の際にも、一言も口出ししませんでした。
就職先というより、業界や業種で迷っていたら、親や周囲の大人に相談するのもアリかもしれませんが、私は迷いも不安もなかったので、就職活動は自分だけで考えながら進めました。
もちろん、不採用となった企業もたくさんありましたが、不安はそんなになかったのです。
行きたいと思っていた企業より内定を頂き、教授に報告に行ったところ「もっと良い企業推薦してあげられるけど…」と言われましたが、何のゆらぎもありませんでした。
こうやって、不安なく前に進むことができたのは、中高生で充実した学校生活を満喫できたからなのかもしれないな?と思っています。
ちょっと長くなりそうなので、この続きはまた今度。