毎日99点◎輝く女性へ

自分が輝きたい女性へ。妻に輝いてほしい男性へ。

YouTube企画 劇的ビフォーアフター~その13

2020年秋、楽天ショップcawaiiさんのYouTubeチャンネル

大人が輝く服が見つかる CAWAII - YouTube

の企画に参加させていただきました。

 

その時の気持ちを振り返りながら、時系列で書いていってみようと思います。
その⑬。
どんな気持ちで服を選んできたのか。です。

 結婚前、実家にいた頃は(もう20年ほど前になりますが)

  • 仕事に着ていける服
  • 休日(デート)の服

でそれは両極端なものたちでした。職場は、女性はオフィスカジュアル、男性はビジネススーツという感じでしたので、毎日スーツを着ていく必要はなかったけれど、それに近いものでした。IT業界で、「女性らしいファッションの女性」はまるでいなかったので、女子受けする方向性も考えなくてよかったし、男性から見たわたしたち女性も、スカートを期待されているわけでもなかったし…ベーシックな色のアイテムや、デザインがちょいゆるめだけど「上下セット」のアイテムを着ていたと思います。例えば、スカートがAラインのスーツだったり、テーラードジャケット&タイトミニのツイードスーツだったり。

デート服は前述の通り、ミニスカート、気をつけないとショーツが見えてしまうのではないかという、ミニスカート。冬はロングブーツ、夏はヒールが高いサンダル。ヒールが高い靴は歩くにも車に乗っているにも非常に窮屈で、また私の25センチメートルという大きいサイズのものは探すのが大変で。素敵な靴が見つからない→靴に見合ったファッションを選択できない、という流れだった気がします。これは今もこの先もずっと続く問題なのかなとだいぶがっかりしています。

とにかく父親がうるさく、全否定したり洋服を勝手に捨てられたり...という度が過ぎたことはなかったのですが、見るたびにグチグチと言われるのがとってもとっても嫌だったのです。聞き流すことは20代の私にはできませんでした。彼氏と父の間で挟まれて苦しい思いをしていたと思います。

 

出産して数年は、授乳できるもの。洗濯が簡単なもの。これは、毎日のことです。
服だけでなく、下着も同様です。新米ママでもおしゃれを楽しんでいる人はたくさんいるのかもしれませんが、私自身、なんでも「機能性重視」(または値段重視)な価値観なので、〇〇しづらい、という状況に耐えられませんでした。
あとは、座りやすい、立ちやすいもの。ロングスカートやワイドパンツなんかはつまづいたり(私だけでしょうか)、しゃがむとスカートのすそが地面についたり、そんなストレスを抱える余裕はなかったです。
私自身、着る服が制限されていること(自分で自分を制限してしまっていること)にあまりがっかりはしなかったですが、夫は「ママっぽい服になってしまった」と大変がっかりしていました。

 

そして社会復帰してから。
無難なオフィスカジュアルの服を選んで買い足していました。お金に余裕はないので、通販で安いものを手に入れていたと思います。仕事を始める前は、家にいて毎日、すっぴん、同じズボンに綿のTシャツ、と変わり映えのない見た目に、夫はがっかりしているはずだと思っていました。職場に行くのだから仕事着を買い足すのは当然だし、私自身も綿Tじゃないファッションを楽しめる日々で、それはリフレッシュの源になっていたのですが…夫は「最近買っている服が仕事着ばかりでがっかり」とメールをよこすほどでした...
産後、今までよりもだいぶ痩せて、Mサイズが余裕で着られるようになったので、選択肢がひろがりました。とはいえ子供の世話で忙しく、メイクをする余裕はほぼなく。

 

三年ほど前、仕事を辞め、専業主婦になって。
外出するといえば息子の受験校探しで、たくさんの学校へ出向きました。オフィスカジュアル程度の服装で問題なく、今までの着慣れた仕事着がだいぶ役に立ちました。仕事に行くよりも時間に余裕があるので、アクセサリーをつけたりメイクもきちんとして「ちゃんと装っている感」を持てて、自分自身でも不満はなく過ごせていたと思います。
家にいるときはもっとカジュアルな装いで良いのだろうけれど、私が苦手なジャンルなので、どうも居心地の良いポジションが分からず、超安く手に入れた部屋着を着用していました。若い子が選ぶようなアイテム(数年前でいえば、ベロア地のジャージのようなものとか)を、とにかく値段が決め手、で選んで買っていたような気がします。

私が選んだ購入アイテムは、夫が不満に思っていたし、かといって一緒に買い物に行って夫に選ばせようとしても選べないのです。雑誌を見てのコーデ選びも、結局できないのです。衝突してしまうので、私が選んだアイテムを買ってがっかりされるのが嫌で、服のレンタルサービス airCloset を始めました。私自身どういう色・デザインの服が似合うのかわからないという問題もありました。どんなアイテムが届いても着てやろうじゃないかという気持ちと「スタイリストさんが選んだんだし、別にあなたの好みじゃなくても今月いっぱいで返却なのだから自由に着させてよ!」という夫への抵抗でした。届いた新しい出会いのアイテムを着用するのは、少し気持ちが解放された気がしました。
エアクロからはドルマンスリーブやマキシ丈のスカートなど届きましたが、購入せずに生活の中での不便さを確認できたのはとても良い経験だったなと思いました。コロナウイルスの流行により外出の機会も少なくなったので解約しました。

 

振り返ってみればみるほど、おしゃれを楽しむことに対しての「罪悪感」。
私自身がどうありたいか、と思う余裕がなかった数十年だった気がします。なりたい自分を見つけようとしないまま過ごしてしまったので、今の気持ちもよくわかりません。どんな自分になりたいのか、その形容詞が、まだまだ見えてきていません。

『かっこいいけど、女性らしい感じもある。』
2020年秋頃には、これかな?と思ったけれど、
『かっこいい』
だけでも良いのかもしれないなと最近、2021年に入ってから思いはじめました。女性らしさを排除するというわけでもなく、カッコイイ、と思える着用したいアイテムを選んで、その日の気分で甘口に寄ってもいいのかな?と。

そんな風に思えている今日この頃です。