2020年秋、楽天ショップcawaiiさんのYouTubeチャンネル
の企画に参加させていただきました。
その時の気持ちを振り返りながら、時系列で書いていってみようと思います。
その⑰。
撮影当日、すっぴんで向かう。です。
ネイルは、カラーはせず、(お手入れはしてるぞー)と気分をアゲるために甘皮のケアとファイリングをサロンでしてもらいました。
フェイシャルは、撮影の3日前に、エステで簡単なケアをしました。
そして撮影当日。
撮影に参加してもらう夫と、見学したいという娘と一緒に車で出発。
撮影現場にてメイクさんにしてもらうということで、メイクはしてこないでください。と言われたので髪をとかし日焼け止めを塗って、向かいました。
前日は普通に睡眠が取れましたが、やはり当日朝になって変な緊張感が・・・。
どんな洋服を選んでもらえたのかな?
夫が「いいな」と思ってくれるかな?
劇的に変身できるのかな?
笑顔になれるかな?キレイになれるかな?
1時間以上のドライブが、長いような、短いような、変な心持ちでした。
今(1年ほど経った、2021年秋)思うと、この時の私は、自分の奥底の気持ちよりも、夫が気に入ってくれるかどうか?喜んでくれるかどうか?の方が重要で、だからこそ本当に不安で不安で仕方がなかったのです。夫の好みは、40歳過ぎた私にはズレてるよ!と突っ込みたいのですが、変えられないので仕方がない。どうすればよいのだろう、と何年も悩んでいました。
今日は、プロのスタイリストさんが選んでくれるのだから、絶対ハズすことはないのです。
でも、夫がどう思うのか。それが気になって仕方がありませんでした。
そして、到着。
メイクやヘアに時間がかかるので、夫には時間差で来てもらうことに。私だけ先に撮影場所に向かいました。
メイクとヘアを整えているうちに、スタイリストさんや、撮影を行う社長などが次々と現れ、もうすぐ「本番」なのだなーとドキドキが増えていき・・・。
今日の衣装はコレ、と3セット見せてもらいました。
どれも、「論外!無理!」みたいなハードルが高いものではなく、手が届きそうなものでした。1コーデは、今まで絶対に選ばなかった色味のものでしたが、「素敵」と思える範疇のもので、不安や驚きはなかったです。
でも、着替える前に、素直に思ったことがあります。
「こっちの方がいいな」
これは・・・この日、私が撮影した後、別の方が同じ企画で撮影することになっていました。次の方の衣装も、ハンガーラックの横にかかっていました。この時の私は、次の方のピンクのニットや、ふわふわのファーを見て、羨ましい、と思ったのです。
自分のために用意されたコーデが気に入らなかったとかそういうことではなく、、、女性らしさを出すなら、ピンク色。と思い込んでしまっていたんだろうなあと思います。
今、一年ほど経って思います。
私は、ピンクが好きなのではなく、女性らしさを色で出すべき、と思い込んでいたのだろうと。もっと自分らしくいられる色やファッションとして、私が、目指すべき方向が、何かズレていたのだろうと。
顔はすっぴんで、臨みましたが、心の上ではまっさらになっていなくて…提案していただいた洋服に、少し不安な気持ちで袖を通しました。