1ヶ月ほど空いてしまいましたが、前回の続きです。
「プログラマーって徹夜で仕事とかあるらしい」と情報は入っていましたがが…。
IT業界に対して好き!や憧れ!の気持ちが大きく、、躊躇することも全くありませんでした。覚悟があったのでしょうね。
✍✍✍覚悟の話はまた今度。
不安なく進路を決めて、前に進むことができたのは、中高生で充実した学校生活を満喫できたからなのかもしれないな?と思っています。
そんな風に思ったのは、定時制高校の合同説明会でのおおたとしまさ氏の話。
この本を紹介していました。
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おおたとしまさ氏といえば中学受験関連の記事や講演会で見かけるなー、と認識はあったのですが、不登校までとは。本当に~10代の教育について幅広く研究されているのだなと思いました。
それで、その講演会の中で出てきたテーマが「自立について」。
子どもたちが、自分の力で、なんだかんだで毎日楽しく生きていける。
と定義されていました。じゃあこれを実現するためには何が必要か。
- 安心できる家庭
精神的に満たされる場所。安全な場所。 - 伴走してくれる大人
面白がったり、寄り添ってくれる年上の人。自分の未来像。家族以外で。 - 青春体験(緩急どちらも必要)
良い例が部活動。「一丸となって甲子園出場を目指す」
放課後の教室でダラダラとおしゃべりする。 - 挑戦と努力
目標値と自分とのギャップを認めて、受け入れる。
3までが満たされると、4に進める、というお話でした。
1 は、産まれてくる家を選ぶことはできないので、子ども自身が努力できることは少ないでしょうが…
私の場合、2と3 は、十分に満たされていました。
2は、部活動のコーチや先輩方。数ヶ月前まで一緒に練習していた先輩が、大学へ進学したあとも部活の練習に顔を出してくれることがしょっちゅうでした。
すごく仲良しで何でも喋れる、という相手はいませんでしたけれども、「大学生ってあんな感じなんだな」と想像したり、「○○コーチは単位が足りなくて卒業できなかったらしいよ。良い企業に就職決まっていたらしいのに」なんて、少し先の未来が見えるような、身近な大人が存在していました。
3は、運動部で頑張った経験や、放課後の教室のテレビで日本シリーズを見たり(本当はいけないことなのだけど、箒の柄でスイッチを押したような記憶が💦)、だらだらとおしゃべりして下校時刻の放送を聞いたりしたりしましたね。
放課後は、部活がない日は完全フリーだったので、ダラダラ過ごせたんです。周囲にも、塾通いに忙しい友達はほとんどいませんでした。
4も、高校生のときは色々やりました。
人前で喋るのがすごく苦手な自分が嫌で、何とかしたいと、高1のときはクラス委員に立候補した覚えがあります。
中学時代に部活動をサボりがちだった自分が嫌で、高校では何とか皆勤賞を目指したい!上達したい!と心を入れ替えました。
ほぼ全部満たされていたので、自立できる確信?自信?みたいなものがあったのかもしれません。
就職活動では「この大企業は私には無理」などとは思わず、自分なりに、自分が納得するように過ごせたと思います。
(教授からは「もっと良い企業に…」と言われましたけれどもね😜)
昔から心に持っている、私の子育てのテーマが自立。
我が子達を自立に導くために、もう一度考え直す良いお話でした。我が家の不登校は解決したと思っているのですが、機会があれば上述の本も読んでみようかなーと思いました。